1919(大正8)年に別荘として築かれ、非公開の岩崎別荘、今はなき住友別荘とならび、「熱海の三大別荘」と賞賛された名邸が基となる起雲閣。
1947(昭和22年)に旅館として生まれ変わり、熱海を代表する宿として数多く宿泊客を迎え、山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、舟橋聖一、武田泰淳など、
日本を代表する文豪たちにも愛されてきました。
市街地とは思えない緑豊かな庭園。日本家屋の美しさをとどめる本館(和館)と離れ日本、中国、欧州などの装飾や様式を融合させた独特の雰囲気を持つ洋館。優美な気品を醸し出すこれらの施設は、歴史的・文化的遺産として未来に継承されます。2000(平成12)年より、熱海市の所有となり、熱海市の文化と観光の拠点として多くのお客さまを迎えています。
マルチアーティストとして世界的に活躍した故池田満寿夫氏が、自らの作品と芸術をより多くの人たちと共有することを意として建設したギャラリーで、隣接する池田氏の工房「満陽工房」で作られた陶の作品を中心に版画、書、ブロンズなど常時60点を展示しています。宮川の清らかな流れと雄大な伊豆の山々に囲まれ、近くの丘からは輝く太平洋が見渡せるこの記念館では池田満寿夫作品と共に、氏が愛した季節の花や、屋外彫刻もご覧いただけます。
澤田政廣(1894~1988)
本名、澤田寅吉。文化勲章受章、熱海市名誉市民。熱海の海辺に育ち19歳で彫刻家を志し、高村光雲の高弟山本瑞雲に師事しました。93歳で没するまで多くの木彫作品をはじめ絵画・墨彩・陶芸・版画・書など、様々な芸術の領域にわたり創作しました。力強く生命感と詩情にあふれた作品の数々は、訪れた人の胸に多くのロマンを語りかけることでしょう。
大正初期から大衆音楽の普及に大きな足跡を残した著名な作曲家「中山晋平」の居宅を西山町より梅園内に移築し、一般公開しています。
中山晋平は昭和19年、第二次世界大戦がはげしくなり東京都中野区より熱海市に移住し、昭和27年に亡くなるまで居住していました。
館内には、作曲に使用したピアノや、直筆の譜面、当時のレコードなど貴重な物が展示されています。
実業家 日向利兵衛の別荘の離れとして1936年竣工。太平洋を望む熱海市春日町の断崖上に位置する。日向氏の死後、民間企業の保養所として利用され2004年11月 熱海市の所有となり、翌年秋から一般公開。
2006年7月 地下室が重要文化財の指定を受ける。木造2階建母屋の前庭に擁壁を兼ねた鉄筋コンクリートの人口地盤が造られ、その地下室部分にある細長い空間の離れが「タウト」による設計。竹や桐をふんだんに用いた社交室、部屋の一部として階段のある洋室、そして和室の3室から構成される。桂離宮、伊勢神宮など日本の様式美を意識して設計される。日本に現存する唯一のタウト設計の建築である。母屋の設計は、東京国立博物館や銀座和光、愛知県庁などで著名な渡辺仁。
彩苑は、「孤愁の岸」(直木賞)・「滝沢馬琴」(吉川英治文学賞)数多くの作品で知られる歴史作家杉本苑子氏によって昭和51年に建てられました。当初、別荘として利用していましたが、昭和55年からはこの家に居住し、平成7年に市内に新居を建てるまでの約15年間をこの建物のなかで執筆されました。
館内は杉本氏の作品をはじめ、熱海市にゆかりのある文化人の作品や愛用品(コレクションの一部)を展示しています。
杉本氏は、平成9年に2人目の熱海市名誉市民として顕彰され、平成14年に文化勲章を受章されました。
シェイクスピアの翻訳家としても有名な明治の文豪「坪内逍遙」が、大正9年から昭和10年に亡くなるまでの15年間を過ごした住居です。庭にある2本の柿の古木から双柿舎の名がつけられました。門の扁額は会津八一の筆によるものです。
国文学者で特に「万葉集」の研究者として優れた業績を残した佐佐木信綱の旧宅です。
信綱は病後の静養の地として、昭和19年に温暖な熱海に居を構え晩年を過ごしました。
建物の内部には入れませんが、庭園には「万葉集」に歌われた草木が数多く植えられ、信綱の詠んだ歌の説明板が配置されています。
熱海市立伊豆山郷土資料館は、伊豆山神社の所蔵品を中心に、伊豆山地区に代々伝わる郷土資料を展示しております。
特に、県指定の銅造走湯権現立像(どうぞうそうとうごんげんりゅうぞう)や木造宝冠阿弥陀如来像及び脇侍像(もくぞうほうかんあみだにょらいぞうおよびわきじぞう)など、往事の信仰を考えるうえで貴重な資料を展示しています。
長さ260m×幅14mの堤防で、内海(熱海湾側)を利用します。( 外側は禁止)季節により、アジ・ヒラメ・カワハギ・アオリイカ・シイラ・宗田ガツオ・サバ・ウルメイワシ・カイワリ・メジナ・ワカシ(イナダ)・ボラなど釣れる魚は様々。貸し竿・餌のセット(竿・リール・エサ・仕掛・バケツ・水汲みバケツ等)やお持ち帰り用の発砲クーラーボックス+氷の販売も行っていますので、観光のお客様も手ぶらで来て楽しめます。初心者からマニアまで、お子様からベテランまでお楽しみ頂けます。(バリアフリー対応)
7万坪にも及ぶ熱海の高台に建てられたMOA美術館。館内には能楽堂や金の茶室、メインロビーやムア広場からは伊豆大島や初島など、美しい絶景が望めます。施設内には、春には桜やツツジ、初夏には新緑、秋には紅葉と四季折々に違った姿を見せる庭園も完備。アートと自然を味わいながらリゾート気分でゆっくりとお過ごしください。
熱海市の閑静な別荘地にたたずむ ”自然との共生”をテーマにした戸田幸四郎絵本美術館は、絵本作家でおなじみの戸田幸四郎氏が、絵本の世界観を表現するために、建物、ガーデンなどすべてをデザイン。戸田氏がこれまで描いてきた絵本の原画、知育絵本や創作絵本、また、太宰治の「走れメロス」などの名作を絵本にした作品など、 多数展示されています。芝生の上で貸出の絵本をみたり、鳥の声や四季折々の風景を楽しんだり、ゆっくりとした時間が過ごせます。また、併設されているレストランでは、海と山々の絶景を楽しむことも。 熱海の自然と『とだこうしろう』の思いが ひとつになった場所です
「初島アイランドリゾート」は、島内にある、“島”をテーマに展開しているリゾートエリア。エリア内には「アジアンガーデン R-Asia」(カフェレストラン・アジアンショップ有り)をはじめ、海のミネラルたっぷりの露天風呂、海泉浴 島の湯、子供にも大人にも大人気のアドベンチャーSARUTOBI等さまざまな施設や、トレーラーハウスでバーベキュー、特別な日のお得なプランも。日帰りでも楽しめます。
青い海と白い砂浜、立ち並ぶホテル郡、ヤシの並木通り・・・外国の高級リゾートに似た雰囲気のビーチ。夏は海水浴場として、また、砂浜を歩いたり波と戯れたりできる場所として、ファミリーやカップルにも人気の場所です。 早朝には水平線からのぼる朝日がビーチや街を染める美しい景色を見ることができます。夜になると、世界的な照明デザイナー石井幹子氏が手がけた日本初のビーチのライトアップも毎日行われ、幻想的な景色が楽しめます。
・シャワー&足洗い場/2箇所(無料)
・男女別温水シャワー・ロッカー/コイン式(有料)休憩施設内 期間中9:00~17:00
・ 海の家/有料・期間中8:00~16:00
・ 海の家レストラン/期間中10:00~15:00
・フードコート/期間中10:00~15:00、19:00~21:00
・オープンカフェ/期間中10:00~15:30
・レンタル・販売 /あり(パラソル、サマーベッド、浮き輪など)
・バナナボート/有料・期間中11:00~16:00(問合せ0557-68-1326)
※ペット同伴はできません(ビーチ内全面禁止)
※ビーチ内禁煙(喫煙所あり)